産後クライシスなんてなかった
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産後クライシス。
ラブラブだった夫婦が、出産を機になんだかおかしくなって…というアレです。
奥さんは変わらざるを得ない、これは妊娠時からそうですが、出産するとそれはもう大変で。
でも旦那さんには肉体の変化があるわけでもなく、自分以外のいろんなものが変わってしまうという感覚なのでしょうか。
サレ妻である私の場合ですが。
産後クライシスなんて、なかった。
いや、あったのかな。
あったのはあくまで、私の内面だけで。
私の心は大荒れで、自分であることよりも母親であることをあたりまえのように優先できるようになるまでに、やっぱり葛藤もあったし辛いときもあった。
けど、
それで喧嘩したりぶつかり合ったりということは、なかった。
産後の大きな危機は、
乗り越えたのじゃなくて、
通り過ぎていった。
前述したように、私個人としては、大変なことはたくさんあったんです。
一緒に暮らしている以上、いままで通りというわけにもいかない。だから主人も、そうだったのだと思います。
でも主人はとにかく忙しくて、早朝から深夜まで仕事。
赤ちゃんには優しいし、赤ちゃんも懐いているけども……とにもかくにも忙しい。
そんな忙しい主人に、専業主婦であった私は、何かをぶつけるということがほとんどできなかった。
毎日毎日働いているのだから、家でまであれこれやりたくはないだろう。そう思って。
ああ、違うんだよね。
やって欲しいんじゃないんだよね。
だた、思いやりが欲しかった。
それでも、一度だけ、ぶつけたかな。
でも、なにいってんだかわかんないみたいな反応で。
その後、浮気が発覚して、最初は責めて責めて、責めてしまって。
そうしたら、じゃあ離婚しようか、なんて言われて。
愛されていないことをこれでもかと実感して。
悩んで、考えて、家族でいる決断をした。
だからそれ以降は、なにも、言っていない。
いま、思う。
あのとき、もっと限界までぶつかって喧嘩して、やりあってもよかったな。
いまからでも遅くない、とは思えない。
たぶんもう遅い。
それだけの熱量を、私も、主人も、もう持っていないから。
サレ妻あるあるだと思うけど、
我慢して我慢して押し込んでしまうのは、一種の病気だと思う。
いえないマイナス。優しさじゃない。
主人は、我慢して我慢して、溜まってしまったものを、溜まった場所と違うところに向けて、発散するんだろう。
本人には、ぶつけずに。
根底に優しさがあるのかもしれないけど、それも、病気だ。
不健全だな。
似たもの同士か。
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